最近は特に撮りたいものが決まっていない時は単焦点25mmだけを付けることが多い。いわゆる標準レンズというやつだ。
12mm-100mmの便利ズームを持っているのだけれども、旅行などの荷物を減らしたい時しか使わないように心がけている。そうでないと他のレンズの出番がなくなるからだ。
一度基本に立ち返ることを目指して、他のレンズを抑えて単焦点25mmが選出されている。
しかしいざ心地よい景色に出会し、撮ろうとカメラを構えてみると、大体は自分の考えていた画角よりも広く写っている。
よく「撮りたいと思った位置からさらに数歩踏み出せ」と言われるが、数歩どころではない。数mはポジションを変えないと思っている画にはならない。
私が写真を撮るときの脳内カメラは、中望遠で考えているようだ。
なぜこうなったのか。
おそらくだが、はじめて買った単焦点が45mmだったからだと思う。
当時は一眼レフを買ったばかりで、それまで親のお下がりのコンデジしか経験がなかった。
写真の練習には単焦点がいいらしいと聞いて、ヤフオクで1番安かった45mmを買ったのだ。
はじめての中望遠単焦点はとても愉快だった。
これまでのズームよりもクリアに写っている気がする。そしてよくボケる。
それから1年くらいは45mmでずっと遊んでいた。その体験が抜けないのだろう。
ん、これは!と思う景色はいつも45mmなのだ。